極道一家のマヤ
私の目から溢れた・・・
一筋の涙。
助けに・・・きてくれたんだ・・・
「美都場・・・一条・・・」
美都場と一条龍・・・そしてその仲間たちが・・・
思い当たる、こちらへと向かってくる暴走族は彼らしかいない。
また借りを作ってしまった。
私は一度、あの人たちに助けられているのに・・・
「きさまあ!!」
突如、怒り狂った川崎に胸ぐらをつかまれる。
体はもう限界。
私はそのまま壁へと強く叩きつけられる。
意識もすでになくなろうとしていた。