極道一家のマヤ



やっぱりちゃんと、伝えればよかったね・・・


「大好き」って―・・






死ぬことを覚悟していた。


私はこのまま、川崎に殺されてしまうのだと・・・


だけど、意識が完全になくなる直前


大好きなあの人の声を、聞いた気がするんだ・・・




「マヤ!!!!」




たとえ幻聴だったとしても


声、聞けてよかったよ―・・








私の意識は途絶えた。


















< 566 / 581 >

この作品をシェア

pagetop