極道一家のマヤ



生きてる・・・


よかった・・・


透哉は・・・生きていたんだ・・・


「透哉・・・透哉・・・」


背中に回されるあったかい腕。


「マヤ・・・よく頑張ったな」


その言葉にハッとして、私は透哉の胸から顔を上げた。


そうだ・・・


「私、なんで生きて・・・」






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