自分との闘い
高校1年の時の夏休み知り合いの人の民宿でお手伝いをすることになった
おばさんは厳しく、従業員の人も厳しく、
共に私の陰口ばかり言っていた
でも、おじさんは優しかった
一緒に街に出掛けたりして物を買ってくれた
そう、この携帯も買ってくれた
だから、おじさんの言うことは聞かなきゃいけないって思って、
嫌なこともしなきゃいけない
キスを強要された
私に逆らう力なんてなかった
逃げることもできたはず
でも、実際逃げるなんてことはできるはずがないんだ
体を押さえつけられていたから……
キスなどを強要させる代わりにお金をくれた
高校生って、なにかとお金ほしいじゃん
私は別にお金が欲しかった訳じゃない
携帯まで買ってくれる人なんてそういないし、私と会うことを
『生き甲斐』だと言ってくれた
私と会うと元気をもらえる
そう言われたから、会わないなんてことができなかった
私は、キスをされた記憶がフラッシュバックし、たびたび悪夢に犯された
幻覚、幻聴
これが、私を苦しめた