Last love〜君と最後の時〜
「里桜、ごめんな」
「え…」
「お前のそばにいれなくて」
「や、やめてよ!謝らないで!私は、大丈夫だってば!!」
私が必死にそう言うと、春斗はぷっと吹き出して笑った。
「うん。それでこそ里桜だよ。
俺、里桜が本当は弱いやつなんかじゃないこと、ちゃんとわかってるから。
周りの奴らが、何言ったって気にするな。
言わせとけよ、そんなの。
大丈夫だ。里桜は…絶対大丈夫だ」
春斗にそう言われて、目が覚めた。
私、何弱気になってたんだろう。
春斗に逢いたくて死のうとするなんて…春斗のこと、悲しませるだけだよ。