Last love〜君と最後の時〜
「だってね…全然会話が続かないし…」
会話が続かないんだ…。
私と春斗は、カレカノ以前に、幼なじみでいつも一緒に居たから、会話が続かないって思うことはなかったんだよね…。
でも、優花と木原くんは、大人しい感じの二人だから、そういうこともあるのかもしれない。
「私…木原くんに好かれてる自身ないよ…」
「優花…大丈夫だよ!」
千里が励ましても、少ししか笑わない優花。
私は、素直に協力してあげたいって思った。
「私…協力する!木原くんに、優花の気持ち、言ってくる!」
「リオ…ありがとう…」
このとき、私はただ親友の笑顔が見たかっただけだった。
それなのに…
まさか、あんなことになるなんて…。