Last love〜君と最後の時〜
この半年間、泣きたくて、泣きたくて仕方がなかった。
でも、私はできるだけ泣かなかった。
なぜかというと。
春斗との子供たちのママだから、しっかりしようと思ったんだ。
私が泣いたら、子供達まで不安になってしまうし。
あと…理由はもう一つある。
春斗が…よく私に、「里桜、笑って」って言っていたから。
泣きそうになると、今でも思い出す。
その、優しい笑顔と、優しい言葉を。
だから、私は泣かないんだ。
だけど、夢を見ていたとき、少し泣いちゃったかな?
春斗……ごめんね。
もっと、強くなるね。