Last love〜君と最後の時〜
「春斗っ!!」
「な、なんだよ…!?」
私は照れる春斗にギュッと抱き付いて言った。
「大好きっ!!」
「知ってるよ」
「春斗は?」
「…うん。好き」
私達は、どちらからとなく、プッと吹き出して笑った。
14歳のクリスマス。
私達はどこにも出かけられなかったし、何か特別なこともなかった。
だけど、世界中のどこのカップルたちよりも、私は幸せだと思えた。
ーーー春斗。
これからもずっと一緒だよ……。
END