天然彼女とイケメン君
同じ学年に知れ渡っているからと言って、玲音はお構いなしにくっついてくる。



「れーおーん?恥ずかしいよー」



「なんでー?全然だよー。みんな俺らのこと知ってるんだし」



玲音はあたしを抱きしめる力を強くする。



「で、でもっ…」




「いいからっ、くっついてて?」



そんな甘い声で言われたら…ね。


しかも耳元でっ…。



誰だっておっけーしちゃうでしょ…。





「んー…じゃあ…少しだけ、だよ?」



「よっしゃ!美亜、好きだよ」






なっ、みんなの前でっ…。






うぅー。





「あたしも好き…だよ」
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