嘘つきなキミ







まだ夏だけど、少し肌寒く



秋の訪れを感じた。






「わたし花坂郁美っていいます。



あなたは?」






そんな名前、ほとんどの男が知ってるっつーの。




「藤田春樹。


同じ2年だから敬語とかいらない。」





「え?」




彼女は何か考え込んだ顔をした。




何かまずかったか?





「え?なに?」





< 102 / 263 >

この作品をシェア

pagetop