嘘つきなキミ








「なんかあった?」







郁美はパッと顔を上げて、





一瞬驚いた顔をした。







「なんかって、、



なんかあったときしか来ちゃダメ?」







それってどういう意味なんだ?






「泣きそうな顔してる…。




わたしは、凌の笑顔をみたかったの。」







その言葉に一瞬で





顔から耳まで熱くなる。







「ま、まって、





ちょっと、やばいんだけど。」






郁美も顔を赤くしていた。








< 230 / 263 >

この作品をシェア

pagetop