嘘つきなキミ







「もしもし



春樹。



いくが倒れててさ、今おれんちで休ませてる。




目覚まして気付かれんの困るし、



今から来れねえ?」





「ぅう〜」






寝苦しそうないくの頭を優しく撫でる。






「…あぁ、悪い。」




もし目を覚ましたら、





春樹が助けたことにすればいい。







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