恋よりもっと。~トモダチ以上カレシ未満~
「わかんない。知らない。
でも、同性で好きな後輩だと思ってたあんたとも、私は友情のレベルで繋がれなかった。
私の一方通行だったってわかった。
こうなると、男女関係なく、人間同士が分かり合うのって難しいのかもね」
「……大ッキライ。上杉先輩のその知ったか顔」
「私は、あんたのこと結構好きだったよ。可愛いし、優しいし、一緒にいると癒された。
……あんたが浮気して、あげくホラ吹いてたって知るまでの間だけど」
私は踵を返し、小ミーティングルームを後にした。
オフィスに戻り、缶コーヒーを買い忘れたと気付く。
ああ、でもまた廊下に出て、どっちかと鉢合わせしたら嫌だ。
さっさと推敲を終わらせて帰ろう。
でも、同性で好きな後輩だと思ってたあんたとも、私は友情のレベルで繋がれなかった。
私の一方通行だったってわかった。
こうなると、男女関係なく、人間同士が分かり合うのって難しいのかもね」
「……大ッキライ。上杉先輩のその知ったか顔」
「私は、あんたのこと結構好きだったよ。可愛いし、優しいし、一緒にいると癒された。
……あんたが浮気して、あげくホラ吹いてたって知るまでの間だけど」
私は踵を返し、小ミーティングルームを後にした。
オフィスに戻り、缶コーヒーを買い忘れたと気付く。
ああ、でもまた廊下に出て、どっちかと鉢合わせしたら嫌だ。
さっさと推敲を終わらせて帰ろう。