ただ、君の隣にいたいだけ
下ちゃんところの亮輔くん?!下ちゃんは覚えてる。お母さんの友達でよく私の一つ上の恵里奈ちゃんと遊んだから。ということは恵里奈ちゃんのお兄さん・・・私の記憶の中に映像が蘇った。
恵里奈ちゃんの家にはルナちゃん人形のおうちがあって私はそれ目当てでよく遊びに行ってた。そのときに何度か会って挨拶をしたんだ。確か8つ上だったかな。でも無愛想だし、すごい目つきが悪くて怖い印象しかなかった。
それなのにやたらと家には女の子が訪ねてくるタラシ!!ムシャムシャと頭を掻き毟る。なんでそんなタラシ男がうちにいるのよ。
「あっ、花菜ちゃん。久しぶり。おばさんから聞いてると思うけれどこれからよろしくね」
「何も聞いてません。それになんでうちなんですか?あなたみたいにタラシならうちじゃなくても喜んで泊めてくれると思うんですがね」
タラシ男の手を明海の頭から払う。タラシが移ったらどうしてくれんのよ。ただでさえ明海は可愛くて将来心配なのに。
タラシって?と聞く明海をお母さんに任せる。店番は私がするからと明海とお母さんを居間に移動させた。
これ以上タラシ男の話を聞かせたらおかしくなるわ。お母さんの代わりにレジの前に立つとタラシ男もレジ台に頬杖をついた。
恵里奈ちゃんの家にはルナちゃん人形のおうちがあって私はそれ目当てでよく遊びに行ってた。そのときに何度か会って挨拶をしたんだ。確か8つ上だったかな。でも無愛想だし、すごい目つきが悪くて怖い印象しかなかった。
それなのにやたらと家には女の子が訪ねてくるタラシ!!ムシャムシャと頭を掻き毟る。なんでそんなタラシ男がうちにいるのよ。
「あっ、花菜ちゃん。久しぶり。おばさんから聞いてると思うけれどこれからよろしくね」
「何も聞いてません。それになんでうちなんですか?あなたみたいにタラシならうちじゃなくても喜んで泊めてくれると思うんですがね」
タラシ男の手を明海の頭から払う。タラシが移ったらどうしてくれんのよ。ただでさえ明海は可愛くて将来心配なのに。
タラシって?と聞く明海をお母さんに任せる。店番は私がするからと明海とお母さんを居間に移動させた。
これ以上タラシ男の話を聞かせたらおかしくなるわ。お母さんの代わりにレジの前に立つとタラシ男もレジ台に頬杖をついた。