ただ、君の隣にいたいだけ
私が実家に戻ってきて一週間が過ぎた。毎日、明海と遊べるのは嬉しい。
ただ、タラシが毎日邪魔してくるのが気に入らない。腐ってた日々より充実はしてる。お母さんの美味しいご飯を食べられて可愛い明海に癒される。
でもまだ心には穴が開いたまま
塞がらない。
「おはよう、花菜ちゃん」
「あの、昨日も言いましたよね?隣の部屋でヒーローショーの練習するのやめてくださいって。それにテレビ付けっ放しで寝てましたよね?電気代の無駄なんですけど!」
朝からタラシに会った。気分悪い。しかも毎日、毎日夜遅くまでヒーローショーの練習をしてるのか戦隊モノのテレビが聞こえてくる。
酷い時は付けっ放しで寝ているのか寝たときと同じように朝からそれが聞こえてきてたまったもんじゃない。
何度も何度も注意してるのにゴメンゴメンなんて軽く言うだけ。本当にうっとおしい。
「ゴメン、ゴメン。あっ今日天気いいんだし、明海と三人で海沿いをサイクリングしようよ。駄菓子でも買ってさ」
「勝手に二人でどうぞ。私は忙しいんです」
「あらあいいじゃない。行ってらっしゃいよ、花菜」
ただ、タラシが毎日邪魔してくるのが気に入らない。腐ってた日々より充実はしてる。お母さんの美味しいご飯を食べられて可愛い明海に癒される。
でもまだ心には穴が開いたまま
塞がらない。
「おはよう、花菜ちゃん」
「あの、昨日も言いましたよね?隣の部屋でヒーローショーの練習するのやめてくださいって。それにテレビ付けっ放しで寝てましたよね?電気代の無駄なんですけど!」
朝からタラシに会った。気分悪い。しかも毎日、毎日夜遅くまでヒーローショーの練習をしてるのか戦隊モノのテレビが聞こえてくる。
酷い時は付けっ放しで寝ているのか寝たときと同じように朝からそれが聞こえてきてたまったもんじゃない。
何度も何度も注意してるのにゴメンゴメンなんて軽く言うだけ。本当にうっとおしい。
「ゴメン、ゴメン。あっ今日天気いいんだし、明海と三人で海沿いをサイクリングしようよ。駄菓子でも買ってさ」
「勝手に二人でどうぞ。私は忙しいんです」
「あらあいいじゃない。行ってらっしゃいよ、花菜」