ただ、君の隣にいたいだけ
正直、亮輔さんの真意はわからない。本当に弄んでいるだけなのかもしれない。だけど弄んでいるだけなら家を出て行くようなことはしないはず。
確かに昔はヤンチャで不誠実だったのかもしれないけれど今は違うって信じたい。だから何ももう聞いたりしない。
「・・・花菜ちゃんは優しいね。俺なんかのためにそんな風に言ってくれるなんて。俺は花菜ちゃんに何もしてあげられないのに」
「何、言ってるんですか?私がアクシーズに入れたのは亮輔さんのおかげですよ。亮輔さんが私に手を差し出してくれたから私は一歩踏み出せた。だから今、私の居場所がアクシーズだと言えるのは亮輔さんのおかげなんですよ。でも、私は逆に亮輔さんに嫌な思いをさせてしまいましたね。私が伝えなければ、亮輔さんは・・・」
「・・・花菜ちゃんさ、俺なんかのどこがいいの?俺はスーツアクターとして一線で活躍することしか考えてないような男だよ」
「私、夢追い人って素敵だと思います。そりゃあ現実を見れば否定する人も多いだろうけど毎日、あっという間に充実しないまま年を重ねていくよりは羨ましいなって。自分が引きこもりになっていたからかもしれないけれどやっぱりあの時の私より今の私の方がずっと満足してると思うんですよ。だから、夢を追い続ける亮輔さんはかっこいい」
「・・・ズルイな。花菜ちゃんは」
「ズルイのは、亮輔さんじゃないですか。私の気持ちに応えられないってきっぱりと振ったくせに俺のことだけ考えてろよってあんな・・・」
確かに昔はヤンチャで不誠実だったのかもしれないけれど今は違うって信じたい。だから何ももう聞いたりしない。
「・・・花菜ちゃんは優しいね。俺なんかのためにそんな風に言ってくれるなんて。俺は花菜ちゃんに何もしてあげられないのに」
「何、言ってるんですか?私がアクシーズに入れたのは亮輔さんのおかげですよ。亮輔さんが私に手を差し出してくれたから私は一歩踏み出せた。だから今、私の居場所がアクシーズだと言えるのは亮輔さんのおかげなんですよ。でも、私は逆に亮輔さんに嫌な思いをさせてしまいましたね。私が伝えなければ、亮輔さんは・・・」
「・・・花菜ちゃんさ、俺なんかのどこがいいの?俺はスーツアクターとして一線で活躍することしか考えてないような男だよ」
「私、夢追い人って素敵だと思います。そりゃあ現実を見れば否定する人も多いだろうけど毎日、あっという間に充実しないまま年を重ねていくよりは羨ましいなって。自分が引きこもりになっていたからかもしれないけれどやっぱりあの時の私より今の私の方がずっと満足してると思うんですよ。だから、夢を追い続ける亮輔さんはかっこいい」
「・・・ズルイな。花菜ちゃんは」
「ズルイのは、亮輔さんじゃないですか。私の気持ちに応えられないってきっぱりと振ったくせに俺のことだけ考えてろよってあんな・・・」