ただ、君の隣にいたいだけ
「かなーっ、ナイトレンジャーかっこよかった。しゃしんいっぱいとって」
ヒーローショーの後は写真会。ぞろぞろと整理券番号が呼ばれた人が立ち上がりステージの端に並び始める。明海は56番だから5番目。
でも考えたらとてもハードな仕事なんだな。ヒーローショーをして写真会。午前の部と午後の部。休んでる時間なんてないだろうな。
それにあのスーツの中って熱が篭って暑いだろうし、視界はどうなってるんだろう?
「花菜ちゃん、難しい顔してどうした?」
「いや、ヒーローショーって大変なんだなって休む暇もほとんどないし、暑いだろうなって。それに子どもたちの夢を奪うわけにはいかないから間違いも出来ない。そう思うと本当に夢を売る仕事って裏ではかなり努力してるんだなって思ったんです」
「やっぱり花菜ちゃんは俺が思った通りだ。花菜ちゃん、今度俺と二人でデートしてくれないか?」
「は?あ、あの・・・唐突すぎます。しかもこんなとこで、もっとム、ムードとか・・・」
「えっ?ムード??」
「あーもうそうじゃなくて!あっ写真、写真呼ばれたんじゃないですか?行きましょう、ほらっ明海も立って」
ヒーローショーの後は写真会。ぞろぞろと整理券番号が呼ばれた人が立ち上がりステージの端に並び始める。明海は56番だから5番目。
でも考えたらとてもハードな仕事なんだな。ヒーローショーをして写真会。午前の部と午後の部。休んでる時間なんてないだろうな。
それにあのスーツの中って熱が篭って暑いだろうし、視界はどうなってるんだろう?
「花菜ちゃん、難しい顔してどうした?」
「いや、ヒーローショーって大変なんだなって休む暇もほとんどないし、暑いだろうなって。それに子どもたちの夢を奪うわけにはいかないから間違いも出来ない。そう思うと本当に夢を売る仕事って裏ではかなり努力してるんだなって思ったんです」
「やっぱり花菜ちゃんは俺が思った通りだ。花菜ちゃん、今度俺と二人でデートしてくれないか?」
「は?あ、あの・・・唐突すぎます。しかもこんなとこで、もっとム、ムードとか・・・」
「えっ?ムード??」
「あーもうそうじゃなくて!あっ写真、写真呼ばれたんじゃないですか?行きましょう、ほらっ明海も立って」