ただ、君の隣にいたいだけ
「血を吐いた。ストレスから来る出血性胃潰瘍って言われたよ。でも血を吐いたときにさ、もう俺死ぬんだ。そう思ったときになんでやりたかったこと選ばなかったんだろうって後悔した。丸2日間、輸血して入院してさ、少しずつ回復していく中で決意を固めた。もし、元気になれたなら仕事を辞めてもう一度スーツアクターの仕事をしたいって」
「・・・良かった」
「えっ?」
「亮輔さんが元気になって、こうして大好きだと言える仕事に就けて本当に良かった」
「ありがとう。泣くなよ、なんで花菜ちゃんが泣くんだよ。それにまだ話は終わってないのにさ」
涙が止まらない。血を吐いたって聞いたのがすごく怖かった。
でも、また元気になってこうして好きな仕事を出来ているっていうことが本当に良かったって思えた。私は夢から逃げたけれど亮輔さんはもう一度夢を必死で掴もうとしてる。
泣くなよと私の隣に移動してきてくれてポンポンと頭を撫でられるだけで安心できる。亮輔さんがもう一度夢を追うことが出来て本当に良かった。
「・・・良かった」
「えっ?」
「亮輔さんが元気になって、こうして大好きだと言える仕事に就けて本当に良かった」
「ありがとう。泣くなよ、なんで花菜ちゃんが泣くんだよ。それにまだ話は終わってないのにさ」
涙が止まらない。血を吐いたって聞いたのがすごく怖かった。
でも、また元気になってこうして好きな仕事を出来ているっていうことが本当に良かったって思えた。私は夢から逃げたけれど亮輔さんはもう一度夢を必死で掴もうとしてる。
泣くなよと私の隣に移動してきてくれてポンポンと頭を撫でられるだけで安心できる。亮輔さんがもう一度夢を追うことが出来て本当に良かった。