ただ、君の隣にいたいだけ
電車に揺られ、私からまた話し始める。亮輔さんは時折、何かを考えたような表情をするからその表情を見ると不安になる。話を聞くまでの亮輔さんとはやっぱり違う。気のせいなんかじゃない。
だから頭の中で続くように続くように会話を考える。沈黙になればまた気になって仕方なくなるから。
「大丈夫。俺が花菜ちゃんをスカウトしたんだからみんなを説得するよ。一緒にファミリーパークの最後まで頑張ろう。それに花菜ちゃんには素質あると思うよ。絵本読むの上手い。キャラになりきってるからさ。声優とか目指してたのか?」
「あっバレちゃいました。昔、中学の頃にハマってて友達とマンガのアフレコごっことかしてたんですよ。声優になりたいって思ったこともあったな。でも、高校に入学して周りに合わせるようになってなんだか声優になりたいなんて言えなくなって。気がつくと声優やアニメから離れてました。進路を決めるときにはもう子どもが好きだから保育士や幼稚園の先生になりたいって進んだんですけどね」
「・・・最初はさ、多分運営スタッフを任せることになると思う。この間見たヒーローショーにグッズ販売とか整理券配布してた人いただろ?あの役割。でも慣れたら影マイクも司会も出来る様になるから」
「はい。足手まといにならないように頑張ります」
だから頭の中で続くように続くように会話を考える。沈黙になればまた気になって仕方なくなるから。
「大丈夫。俺が花菜ちゃんをスカウトしたんだからみんなを説得するよ。一緒にファミリーパークの最後まで頑張ろう。それに花菜ちゃんには素質あると思うよ。絵本読むの上手い。キャラになりきってるからさ。声優とか目指してたのか?」
「あっバレちゃいました。昔、中学の頃にハマってて友達とマンガのアフレコごっことかしてたんですよ。声優になりたいって思ったこともあったな。でも、高校に入学して周りに合わせるようになってなんだか声優になりたいなんて言えなくなって。気がつくと声優やアニメから離れてました。進路を決めるときにはもう子どもが好きだから保育士や幼稚園の先生になりたいって進んだんですけどね」
「・・・最初はさ、多分運営スタッフを任せることになると思う。この間見たヒーローショーにグッズ販売とか整理券配布してた人いただろ?あの役割。でも慣れたら影マイクも司会も出来る様になるから」
「はい。足手まといにならないように頑張ります」