ただ、君の隣にいたいだけ
「あんたはさ、綾羽の代わりをやればいいだけだと思う。アクターのことは亮輔さんたちに任せておいたらいいしさ。あっ俺は庄野潤、21。レッド担当」
「あっやっぱり。同い年です。私は相原花菜。庄野くんでいいかな?」
「うん。よろしく」
やっぱり庄野くんは同い年だったんだ。私も今年で21だもん。念の為確認したらやっぱり同じ干支だった。私はまだ誕生日がきてないだけ。
同い年っていうだけでかなり親近感が湧いてきたな。3人が話し合っている間も庄野くんはいろいろと話をしてくれた。
「うるさいわよ。話がしたいなら出て行って。台本が頭に入ってこないでしょ。大体、話してる暇があるなら練習しなさいよ」
あまり大きな声にならないようにしていたのに綾羽さんを怒らせてしまった。立ち上がりマットに向かっていった綾羽さんを追いかけて庄野くんは新人くんたちと一緒にマット運動を再開。
ポツンと一人残された私はまた黙って台本に目を通すしかなかった。
「みんなでナイトレンジャーを応援しよう。せーの!!ナイトレンジャー!」
振り向かれないように口に出してみる。これは家で毎日、練習だな。
チラリと亮輔さんたちに視線をやるとようやく話し合いが纏まったみたいで手招きで私や庄野くんたちをもう一度集めた。
「あっやっぱり。同い年です。私は相原花菜。庄野くんでいいかな?」
「うん。よろしく」
やっぱり庄野くんは同い年だったんだ。私も今年で21だもん。念の為確認したらやっぱり同じ干支だった。私はまだ誕生日がきてないだけ。
同い年っていうだけでかなり親近感が湧いてきたな。3人が話し合っている間も庄野くんはいろいろと話をしてくれた。
「うるさいわよ。話がしたいなら出て行って。台本が頭に入ってこないでしょ。大体、話してる暇があるなら練習しなさいよ」
あまり大きな声にならないようにしていたのに綾羽さんを怒らせてしまった。立ち上がりマットに向かっていった綾羽さんを追いかけて庄野くんは新人くんたちと一緒にマット運動を再開。
ポツンと一人残された私はまた黙って台本に目を通すしかなかった。
「みんなでナイトレンジャーを応援しよう。せーの!!ナイトレンジャー!」
振り向かれないように口に出してみる。これは家で毎日、練習だな。
チラリと亮輔さんたちに視線をやるとようやく話し合いが纏まったみたいで手招きで私や庄野くんたちをもう一度集めた。