オトナになるまで待たないで
散々急かされて病院を出た。
5時か…さすがに戻って来てるはずだ。
でも面倒くさい。
「あんな無愛想のどこがいいのかなぁ」
まだまだ外は蒸し暑い。
なのに、妃乃は涼しげな顔で言う。
「だって男って感じがするじゃなーい」
「私、どうも嫌われてる気がするんだよね」
「えー?そんな事ないわよぉ。とっても心配してるわよ?」
ムカつく。
店長のせいで、ゴウがいなくなる。
いなくなる…。
いつか、ゴウはいなくなってしまうんじゃないか。
完全に妃乃になっちゃって、ゴウは消えちゃうんじゃないか。
怖い。
想像するのも怖い。
5時か…さすがに戻って来てるはずだ。
でも面倒くさい。
「あんな無愛想のどこがいいのかなぁ」
まだまだ外は蒸し暑い。
なのに、妃乃は涼しげな顔で言う。
「だって男って感じがするじゃなーい」
「私、どうも嫌われてる気がするんだよね」
「えー?そんな事ないわよぉ。とっても心配してるわよ?」
ムカつく。
店長のせいで、ゴウがいなくなる。
いなくなる…。
いつか、ゴウはいなくなってしまうんじゃないか。
完全に妃乃になっちゃって、ゴウは消えちゃうんじゃないか。
怖い。
想像するのも怖い。