オトナになるまで待たないで
店長が内線を取る。

「はい。唐揚げとチャーハンですね」

私はチャーハンをレンジに入れ、

唐揚げをオーブンに放り込む。



「帰れって言ったろ」


今さら、何言ってやがんだ。


「タイムカードは切ってません」


グラスを洗いながら言ってやった。



店長は、やっぱり若い。

ロックバンドでもやっていそうな、

熱さと暗さが同居している。



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