オトナになるまで待たないで
冷房が、効いてる。

あ~涼しい。



「お腹空いてない?」

トンちゃんが聞いた。


「空いたあ。何か食べさせてー。この子なんて栄養失調、言われてんから」

「じゃあウナギ取ろうか?ちょっと時間かかるけど、美味しいよ」


きたああああああ!!

ウナギ!


トンちゃんが、妙な形のオブジェを手に取った。

「トンダですけど。いつもどーもぉ。ウナギの松を3つと、肝串を2枚」



あれ電話機!?


よく見たら、本体が乳房になってて、

受話器が、男性の…アレ…


トンちゃんが電話を置いた。


「座ってー。飲み物取ってくる」

「ありがとう」

「あ…ありがとうございます」


す、座りたくない…
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