オトナになるまで待たないで

だけど、座った。


よく見たら、そこら中にエロいオブジェが飾られている。



ヤバい。

ヤバい人だ。

帰りたい。


妃乃は、平気な顔をして髪をいじっている。


「あの人は、何をしてる人?」

「ジョソコや」

「ジョソコ?」

「トンちゃんは、どの派閥にも属してない女装界のカリスマやねん」


は…派閥?

じょ…女装界のカリスマ?


「お待たせ~ん」


スッゴくピンク色な液体が運ばれてきたよ…


「お客さんにもらったのー。キレイでしょ?」

「可愛いやーん」


飲んでいいの!?

大丈夫なの!?


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