オトナになるまで待たないで
嵐の後で
10時前に、夜勤の安田くんがやって来た。
「ちぃーす。うわっ。満席じゃん!」
「大変だったよお」
優美ちゃんが答える。
そろそろナイトパックに切り替えるお客さんで、また混み合うだろう。
でもお客さんの動きはぐっと減るので、その分かなり楽になる。
安田くんが、バックルームに入る。
ラストスパートだ。
大量のグラス!皿!
洗いまくってやる!
着替え終わった安田くんが、タイムカードを押しながらボヤた。
「店長、いないの?満席じゃ一人で回せないよ」
あ……店長は……
言いかけたその時、当人がぬっと表れた。
「ちぃーす。うわっ。満席じゃん!」
「大変だったよお」
優美ちゃんが答える。
そろそろナイトパックに切り替えるお客さんで、また混み合うだろう。
でもお客さんの動きはぐっと減るので、その分かなり楽になる。
安田くんが、バックルームに入る。
ラストスパートだ。
大量のグラス!皿!
洗いまくってやる!
着替え終わった安田くんが、タイムカードを押しながらボヤた。
「店長、いないの?満席じゃ一人で回せないよ」
あ……店長は……
言いかけたその時、当人がぬっと表れた。