オトナになるまで待たないで
助かる!

これだけあれば、なんとかなる!

「京都はどうだった?」

歩き出しながら、私は聞いた。

「ものっそう暑かったわ~!忘れとった、あの暑さ!」

「へぇ。優雅なイメージあるけど」

「とんでもない!昔の人は、どうしてはったんやろなあ」


ファミレスに入って、ほっと息をつく。

「お母さんの具合は?」

「それがだいぶ良くなっててん」

「良かったじゃーん!」

「うん」

ゴウは心から嬉しそうだった。
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