オトナになるまで待たないで


ユニフォームに着替えて、タイムカードを乱暴に押した。

「青木さん…」

「おっはよ~」

「店長、マジでムカつくんですけど!」


さっきあった事を話した。

青木さんは、深く深くうなずいた。


「男は、いくつになっても子供だよね」

「子供っていうか、意味分かんないです!」

「発情してるんだよ」



は…発情…?


青木さんは「いけない、いけない」と口に手を当てた。


「ごめんね!オバサンになると、こういう事が平気で言えるようになっちゃって!」



な、何を…な、、、、
< 235 / 472 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop