オトナになるまで待たないで


どうにもならない。


もう、

どうにもならない。



ゴウは、ずっとお母さんの事を気にかけていた。



いつか、また一緒に暮らせることを夢見ていた。



「良かったね」

と私は言った。


「夢が叶うね」


ゴウは、やっと幸せになる。


私はそれを世界中の誰よりも喜んであげたい。

ゴウが大好きだから。
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