オトナになるまで待たないで

トウマくんが真っ青になった。


「…連れて行かないでくれ」

「アホか!!命がいくつあっても足りひんわい!叔父の病院に転院さす!」

「止めろ!!」

「どの口がもの言うとんのじゃボケ!!」

二人が床に転がった。


「ワレぁ!俺のオンナに何さらしとんねん!!
こっちもなあ、探偵使うて全部調べてんねんぞ!裁判までクビ洗って待っとけ、このカス!!」

看護士さんが、すっ飛んで来た。


「ど…どうしました?患者さんに迷惑ですよ!」
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