オトナになるまで待たないで

贖罪




「無理だって!最近は『夏海夏海』って呼びまくってるじゃない」

「そうかなぁ?絶対に付き合ってはいないよ」

「懲りないオンナ!」



トウマくんが来た。

「夏海。元気?」


キレイな折り紙を見せてあげた。

「熊谷くん、来たんだ?」

「ひーたん」

「うん…」


トウマくんは、目線を少し下げて近くに座った。
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