Free house★
「そこのマンションの前でぶっ倒れてた」

「てかさこの子、此処に住むの?」

可愛い顔をした遥(はるか)が、有り得ないとでも言いたそうに言う。

「本人の意志で決めればいい」

と、冷静に答える願(ねがい)。

「もし住むんなら「んっ………………此処何処?」


今迄寝ていた女が目を覚ました。

その瞳は、綺麗な紫と黒のオッドアイだ。

「ここは、俺達が住んでる『Free house』っていうシェアハウス」
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