冷酷な彼は孤独な獣医
本当のあなたは………
龍の所に来て6日が経ち、

毎日の犬の散歩や掃除に洗濯、

その全てが今ではまったく苦痛ではなくなった。





「ねぇ龍!今日は日曜日だし午前中で病院終わりでしょ?

天気もいいし、午後からどこかに行こうよ!


あっ!そうだ!遊園地とかどう?」




犬の散歩を終え家に帰ると、

あたしは朝食の準備をする龍にそう言った。



すると龍は、トースターからパンを取り出しながら話す。



「なんで俺がお前と、そんなデート紛いの事をしなきゃいけないんだ」


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