冷酷な彼は孤独な獣医
龍は皿にパンを乗せるとテーブルへ置く。



「なによそれ!じゃあ、美術館とかは?

あたしこう見えて、結構絵とか見るの好きだし!」



「だったら一人で行け」


「あっそ!」



あたしがいじけると、

龍はなにかを思い出したかの様に話す。



「そういえば………」


龍はキッチンの扉を開く。



「どうしたの?」


「あぁ、やっぱり醤油が少ししかない。

おい雑用!後で醤油買いに行くぞ!

夕食の買い物もしなきゃいけないし」


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