冷酷な彼は孤独な獣医
「はぁ!いきなりあれに乗るの?」


「あぁ」


「嫌だよ!とりあえず最初は、

もう少し優しいやつに乗ろうよ!」


「じゃあ、あれは?」


次に龍が指さしたのは、

これまた怖そうなジェットコースターで………


「えーっ!あれも結構ハードでしょ!」


「なんだよ!いいから乗るぞ!」


「無理だよ~あたし絶叫系苦手だもん!」


龍はあたしの腕を掴み、

強引にジェットコースターの方へ連れて行く。



「その苦手を克服しろ!」


「なによそれ!むちゃくちゃだよ!

こんなもの克服したって、なんのメリットもないんだからーっ!」




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