冷酷な彼は孤独な獣医
急いで椅子から立ち上がるとそこには、

2軒隣で定食屋を営んでいる瑞樹さんの姿。


「お疲れ理央ちゃん!」


「あぁ、瑞樹さん!今、龍呼んでくるね!」


すると瑞樹さんは、手に持っていた小さな紙の束をあたしに見せる。


「いいよ、呼んでこなくても!今日はこれを置きに来ただけだから!」


瑞樹さんは、あたしに小さな紙を一枚渡す。


「あぁ、これ受付の前に置いてあるやつ!」


「そう!俺の店の宣伝!あんまり効果ないんだけどね。

まぁでも、此処で働いてた女の子達はみんな来てくれるけどね!」


瑞樹さんは宣伝の紙を受付の前に置いてある小さな箱の中に入れる。







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