冷酷な彼は孤独な獣医
すると、龍が診察室から出てきた。


「来てたのか」


龍は瑞樹さんに真顔で言う。



「うん!これ置きにねっ!じゃあ俺は行くよ!

理央ちゃん、その格好似合ってるよ!」


瑞樹さんは、綺麗な笑顔でそう言うと帰って行った。





こうしてあたしの過酷な一日がようやく終わり、

疲れ切ったあたしはいつもより早く眠りについた。









龍の心に深い傷………


それって………


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