冷酷な彼は孤独な獣医
そして龍は彼女に話す。


「コイツは、動物看護の事を勉強してきていないから、

お前の方が仕事の内容はわかってる筈だ。


ただ、どこに何があるかくらいの質問はコイツにしろ」


「ちょっと!コイツコイツ言わないでよ!

しかも、桐島さんの事もお前って言って、

初対面なのにしつれ…」


「わかりました先生!」


桐島さんは、あたしが話している途中で、

龍にとびっきりの笑顔でそう言った。



なんか感じ悪っ!!



診療時間になり、飼い主さん達が次々来る中、

桐島さんはテキパキと業務をこなす。

< 232 / 650 >

この作品をシェア

pagetop