冷酷な彼は孤独な獣医
龍は、そんな桐島さんにいろんな事を指示する。


「桐島!コイツに眼軟膏投与しろ」


「はい!」



その間あたしは、清掃と器具や床の消毒をしていた。



「桐島、尿検査頼む」


「はい!」



桐島さんは、龍が指示した事を完璧にこなしていく。


龍はまったくあたしに指示する事なく、

あたしは受付や電話対応、それと飼い主さん達の相談に乗っていた。


そんな中、龍があたしを呼ぶ声が聞こえて来た。



「おい!雑用!」



その呼び方はやめて!!









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