冷酷な彼は孤独な獣医
「はーい!!」


あたしは急いで診察室に行く。


「こうやって、コイツを押さえてろ!」


そこには大型犬。


「えっ、こう?あっ!動かないで!」


「ちゃんと座らせろ!

股でそいつが立ち上がらない様に押さえるんだ!」


「ちょっと待って!これでいい?」


「いいか、今から採血するからマズルを掴んで顔を上に向かせろ」


「えっ!どこから採血する気?」


「ほら!動かない様にしっかり胸の部分押さえろ!」


するとそこに桐島さんが来る。


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