冷酷な彼は孤独な獣医
「あぁ3時から」


「桐島さん、手術見てるの平気なんだよね?」


「あぁ」


「あたしも立ち会おうかなぁ……」


「別にいいけど、腹を切開して子宮を出して、

更に子宮を切開す…」


「やっぱやめとく!」



あたしは急に食欲がなくなった。


昼食を食べ終わると、あたしは気分転換に外へ出た。


そして、病院の周りをブラブラ歩いていると、

前にウチの病院で軽いヘルニアと診断された、

太ったミニチュアダックスの飼い主さんと会った。


あの時龍は、飼い主さんに酷い事を言って………


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