冷酷な彼は孤独な獣医
あたしは頭にきて、桐島さんに怒り口調で話した。


「今のわざとでしょ!!」


すると桐島さんは、あたしをにらみつける。


「一つ言っておきたい事があるんですけど、

先生に敬語で話してくれませんか?

聞いてて私が不愉快なので!」


桐島さんは、キャットフードを手に取ると出口に向かって歩き出す。


「はあ?」


「それと、被害妄想やめてくれません?

別にわざとぶつかった訳じゃないんで」


そう言って桐島さんは倉庫を出て行った。




あの女!!超ムカつく!!



< 263 / 650 >

この作品をシェア

pagetop