冷酷な彼は孤独な獣医
「はぁー!!あの女の肩持つの?」


「別に。ただ俺は、仕事が出来るヤツは好きだ。

アイツは今以上にスキルアップする為に勉強をしている。

その点お前は、人の文句ばっかり言ってなにも努力していない。

俺はそういうヤツが嫌いだ」


「なによそれ!!あのね、あたしだって勉強はしてるよ!!」


あたしは鞄の中から、この前買った動物のしつけの本を取り出すと龍に見せた。


「ほら見てよ!これ見て勉強してるんだから!」


「しつけの本か」

< 265 / 650 >

この作品をシェア

pagetop