冷酷な彼は孤独な獣医
他の動物病院に通院する事になり、

もうウチの動物病院には来る事はないその飼い主さん。



龍がせっかく、あんなに丁寧に書いた説明書きが無駄になってしまったのが悲しく、

なによりあの飼い主さんに龍を誤解されたままなのが嫌だった。


龍は決して意地悪を言っている訳ではない事を、

本当に真剣に動物の事を思っている事をわかって欲しかった。




それからも毎日忙しく過ごし、

そんな中桐島さんのあたしに対する態度はどんどん酷くなり、

最近では偉そうな口調で、あたしに指示まで出してくる様になった。




本当ムカつく!!

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