冷酷な彼は孤独な獣医
龍が、あたしをかばってくれたのは嬉しかった。


でも………桐島さんが可哀想だった。


桐島さんはいつだって仕事は完璧で、

人に怒られる様な人じゃない。


そんな彼女が怒られている所を見ているのは痛かった。



桐島さんは、小さな声で「すみませんでした、お疲れ様でした」と言うと、

急いで病院を出て行った。







< 297 / 650 >

この作品をシェア

pagetop