冷酷な彼は孤独な獣医
「なによー!じゃあ、毛の色が茶色っぽいから、

ブラウンとかは?」


「だから、名前なんか付けるな!」


「わかったよ………ねぇ、龍」


「あぁ?」


「ありがとうねっ」


「なにが?」


「あたしと、この子の事此処に置いてくれて。

それに、お金払えないのに餌とか、

サプリメントとか」



龍は真顔であたしのところへ来と、目の前にしゃがむ。




なによ……近いって………



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