冷酷な彼は孤独な獣医
そんな中、こっちに近づいてくる龍の足音が聞こえ、

その音に振り向くと、

突然龍はあたしを抱き上げる。



「ちょっと何するのよ!

おろしてよ!」


「……………」


龍は何も言わずあたしを隣の部屋へ連れて行く。



するとそこには大きなベッドがあり、

龍はベッドの上にあたしをおろした。



「ちょっと、変な事考えてる?

言っておくけど、あたしそんなに軽くないんだからね!

今日初めて会った人と、そんな事しないんだから!」



あたしがそう言うと、龍は部屋の電気を消す。



そしてあたしの隣に座る。



えっ………なにこの状況…………



あたしは龍の事が見れず下を向いた。






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