冷酷な彼は孤独な獣医
家に帰ると、掃除と洗濯をした。


洗濯ものを干していると、

一緒に歩く龍と桐島さんの姿が浮かぶ。


「はぁ……」


深いため息を付くと、ボスがあたしの所へ来る。


「ボス~」


ボスに抱きつくと、ボスはその場に伏せた。


「ボス~寂しいよぉー。

龍に「居ない方がマシだ」って言われたんだ。

しかも、突き放す様な目で見られて……

あたしが悪いんだけどね。

でも、好きな人にそんな目で見られると悲しいよぉー」


ボスに話していると、部屋のドアが開き龍が入ってくる。

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