冷酷な彼は孤独な獣医
すると突然、すぐ隣から龍の声が聞こえて来た。


「ほっとけ!」


「えっ!はあ!?なんで龍が隣に居るの!!」


あたしが驚いて大きな声を出すと、

犬がますます騒ぎ出す。



ク~ン
ク~ン

ガリガリガリ

ガリガリガリ


すると龍は、あたしの体をベッドに倒し、

頭の上まで布団をかぶせる。



「静かにしろ!」


「ちょっと何するのよ!」


そう言って布団から顔を出すと、

目の前には龍の顔。



ドキッ
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