冷酷な彼は孤独な獣医
少しの間沈黙となり、龍が口を開く。


「俺が優しいだあ?」


龍の言葉に顔を上げると、

龍はあたしをにらんでいる。


「……うん」


龍ににらまれ小さくうなずくと、

突然龍がソファーから立ち上がり、

あたしの目の前にくる。


「な…に……?」



すると龍は、なにも言わずあたしを抱き上げ寝室へ連れていくと、

ベッドの上にあたしの体を放る。


「ちょっと……龍?」


龍は無表情であたしの体の上に乗ると、

両手を雑に掴み固定する。



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