冷酷な彼は孤独な獣医
龍に自分の気持ちを話した事で、

壊れてしまいそうになったこの関係が、

これからどうなるのかはわからない。




でも今は、すぐ隣に龍の笑顔があって……



「ねぇ龍?

龍は、幽霊って信じる?」


「なんだその下らない質問?

小学生かお前は!」


こうして2人で話していると、

ずっと一緒に居られる気がして……


「なによー!いいから答えてよ!」


「信じないよ。あんな…」


「目に見えないもの信じる訳ないだろ!でしょ?」


「ガキが!」


こんな時間がずっと続けばいいなぁって思って……


「アハハッ。でも、あたしの気持ちは信じて欲しいなぁ~

目に見えないけどっ!おやすみ!」


「ったく!」



でもそれは………やっぱり叶わないのかもしれない。

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